数あるブログの中から見つけてくださってありがとうございます。
「一日一善」をモットーに少し笑えてタメになる情報の発信を目指しているわらタメです。
皆さんにとって、ご自身の人生の中で「これは面白かった!」と思える授業やセミナー、講演会ってありますか?
私にはあります。
それが「羅生門」。
高校生の頃に受けた、羅生門の授業について振り返ってみたいと思います。
苦手だった現代文の授業
現代文って本当に苦手でした。
今でもきっと苦手です。
それは、なぜか。
子供の頃、本を読んでこなかったからです。
大人になって本を読むようになりましたが、それは子供の頃の読書習慣などは皆無で、小説とかではなく、片付けの本や子育て系、自己啓発のものばかりです。
キャラの濃かった担任と副担任
高校生になるまで、父の仕事の関係で6回の引っ越しを経験しました。
1年間だけ住んでいた北海道の札幌から、千葉県の幕張新都心へ。これがわらためが社会人になる前最後の引っ越しで、わらための実家は今も幕張にあります。
すごく住みやすくて良いところ。
わらためもいつかまた・・・と住まいについても、色々考え中です。
さて、話を戻して、入学して最初の担任と副担任の先生が、結構キャラが濃かったんです。
担任のあだ名は「トミー」。
とても声の小さい、でも笑顔の素敵な、革靴に素足の石田純一みたいな、英語の先生でした。
思春期真っ只中で、英語の発音の授業で全然声を出さない生徒に向かって・・・
「ぉぃ。声だしていこう」
とても小さい声でそう言っていた思い出。同じ授業を受けていた友達とはこんなエピソードでいまだにゲラゲラ笑ってしまいます。
そして、副担任。それが現代文の担当でした。
本当かわかりませんが、早稲田大学をすごくいい成績で卒業。
当時の国語総合の教科書の裏に、その先生の名前が確か載っていました。
だから、現代文の世界では一応すごい人だったようです。
その先生のあだ名は「ハッセー」。
少しエキゾチックな面持ちで、常にニヤッとしているような、ちょっと不思議な雰囲気をまとった男性教師。
そんな先生の授業が、今思い返すと人生で一番面白かったかも?なんです。
羅生門の内容は、ぜひYouTube大学で学んでください!笑
教科書って、1年かけていろんなテーマについて書いてある内容についてものですよね。
しかし、この先生はなんと「羅生門」だけでほぼ1年間。
正確には10ヶ月くらいかけて、羅生門の授業をやり続けたんです。
なぜ10ヶ月も羅生門だけをやり続けたのか、むしろ、なんでそんなに時間持つの?と思いませんか?
この先生の授業の進め方はこんな感じでした。
・一度挙手をして何か発言すれば、内容はともかく1点くれる
・挙手ポイントで貰えるのはMAX40点
・前期、後期それぞれの内申点の100点のうち40点を挙手&発言だけでGETできる
・残りの60点×2期分は、定期テストや提出物などで加点
つまり、テストでいくら頑張っても、他の部分でも頑張らないと点にならない、ということ。
しかし、挙手して発言ってなかなかハードル高いんじゃ・・・と思いますが、そこも面白かったんです。
小説などを読むとき、皆さんはどんな風に読み進めるのでしょうか?
ぜひ頭の中を覗いてみたいな、なんて思うことがありますが。。。
「どうしてここでこんな発言をするんだろう?」
「どうしてこの場面は雨なんだろう」
「どうしてここでコオロギが出てくるんだ?」
「小説は終わったるけど、この先はどんな物語が続くんだろう?」
こんな風に読み進めてる方っていらっしゃいますか?
小説などをほとんど読んでこなかった私にとっては、本は「読み切る」ことがゴールで、ページで立ち止まって、考えて、噛み砕いて、想像して・・・
そんな読み方はしてこなかったんです。
しかし、この先生の授業は、もう、噛み砕きまくり。
先生、下人はどうして雨止みを待っていたんですかー??
先生、なんでここで「コオロギ」が出てくるんですかー??
など、一行、いや、一単語ごとに質問をする生徒たち。
わらタメももちろん、毎回必ず1回は質問していました。
「コオロギ」の出現についてだけで、一回の授業が終わることみたいなパターンはしょっちゅう。
そして、その質問に対して、先生が答えを出すのではなく、
じゃあ、今の質問に対して何か考えがある人はいるかな?
と、みんなにも考えさせる。
何個か意見が出たら、文学的にこういう意味合いが含まれているかもしれない、と先生の見解共に解説。
めちゃめちゃ“参加型”の授業でした。
この「羅生門」の授業のことは、同じ授業を受けたクラスの友達とは、今でもたまに思い出して盛り上がるくらい、印象的でした。
当時16歳ってことは・・・16年前の話?
年取ったなぁ〜(笑)
学校の授業で、「これは面白かった」と思える授業って本当に限られていますが、共通して思い出されるのは「先生が楽しそうに教えていた」ということかもしれません。
「こんな勉強してなんの意味があるんだろう?」と思っても、その時間をいかに「楽しませよう」とするか、「面白い内容にするか」ということ。
これは、先生に限った話ではなく、誰かに何かを話す・伝える時に、相手に少しでも「楽しんでもらうこと」っていうのは、コミュニケーションを取る上で大事なポイントかな、と思っているので、私もなるべく意識するように心がけています。
私も「楽しそう」に「みんなに楽しんでもらえる」情報発信や、コミュニケーションを心がけたいな、そんなことを思い出した高校時代の授業でした。
皆さんにとって、忘れられない授業があれば、ぜひ聞かせてくださいね^^
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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今日も皆さんにとって素敵な1日となりますように。