数あるブログの中から見つけてくださってありがとうございます。
「一日一善」をモットーに、少し笑えてタメになる情報の発信を目指しているわらタメです。
子供が体調不良のため、先週から千葉の実家にお世話になっています。
母の本棚にあった「人生はニャンとかなる」の中に、今のわらタメに響く言葉に出会ったので、紹介させてください。
たくさんの「耳」を持とう
猫が食パンから顔を出している写真とともに、この言葉が書かれていて、下には英語での解説が。
「I’m all ears」=全身を耳にして聞いている
Note: “Ears” in Japanese mean bread crust.
日本語でパンの皮のことを「耳」と表現します。
パンの耳って、そうか、日本語の表現だよね。
そして、本では、この「たくさんの「耳」を持とう」にまつわる、ある偉人のエピソードが載っています。
ここでは、アサヒビールの元社長 樋口廣太郎さんのことが書かれていました。
樋口さんが社長に就任されたころ、アサヒビールの市場シェア率は万年3位。
アサヒビールではなく、「夕日ビール」と揶揄されていたそうです。
そんな中、樋口社長はライバル会社であるキリンビールとサッポロビールの会長を直接訪問し、「どこが悪いかを教えてほしい」と頭を下げてアドバイスを求めに行ったんです。
さらに、「苦情」こそが最も大切な情報だと考え、酒屋さんを訪れては、現場の不満や要望を聞いて回ったそうです。
こういった「人の意見を徹底的に聞く」行動によって、アサヒは「スーパードライ」などのヒット商品を生み出し、みるみると業績を伸ばしていきました。
樋口社長は「ビールに関しては素人だった」と、今の自分に足りない部分を認めていたからこそ、自分の考えだけでなく、ライバルや現場の声に耳を傾けたことで、成功へとつながった、というエピソードでした。
*******
経験を積めば積むほど、年を取ればとるほど、「素直」でいることが難しくなってくるのかもしれません。
「今更こんなこと聞けない」
「こんなことも知らないと馬鹿にされる」
と、不安になってしまう場面があります。
そんな時に「こんなことも知らないの?」と言ってくる、意地悪な人って、きっとどんな組織にもいるでしょう。
けれど、大半の場合、質問したら「こうだよ」と教えてくれることの方が多い気がします。
結局は「知らない自分が恥ずかしい」という自分自身の「プライド」の問題かもしれませんね。
逆に、自分が何か聞かれたり相談されたりしたときには、相手の気持ちを完全に理解することは難しいけれど、少し相手の立場を想像してみる。
仕事でも、プライベートでも、わらタメに聞いてみよう、と思ってくれたその気持ちに感謝して、誠心誠意、答えよう、と日々思っています。
そして、自分も、分からないことがあったら、知ったかぶりをせずに、「それってなに??」と素直に聞く姿勢を、何歳になっても持ち続けたい、そんな気付きを得られた今日の言葉でした。
同僚と、先輩と、友達と、家族と話していて、「ん?何のことだろう?知らないな?」と思う瞬間って、きっと日々あります。
「知らない自分」に恐れず、恥ずかしがらず、素直に質問してみよう。そして、自分の知識を日々増やして人生を豊かにしていこう。
そう思える言葉に出会えた今日この頃でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
ちょっとプライドは横に置いて、今日は質問してみるよ、のポチッありがとうございます。
にほんブログ村
ブログを読んでくださったあなたにとって素敵な1日になりますように。